crosstalk 対談 何がMAEらしさを創っているのか?働く上でのMAEの魅力とは?社員同士で、ざっくばらんに語り合っていただきました。crosstalk 対談 何がMAEらしさを創っているのか?働く上でのMAEの魅力とは?社員同士で、ざっくばらんに語り合っていただきました。

  • NAOKI.N

     

    開発支援技術部
    市場品質情報グループ

    機械工学科卒[2015年入社]

    次期開発車の品質向上に繋げるため、
    ユーザー様からの
    故障・不具合情報の
    収集・分析を行っている。

  • HIROFUMI.O

     

    内装設計部
    室内装備グループ 主任

    機械工学科卒[2003年入社]

    シート・シートベルトを中心に、
    さまざまな室内装備の
    設計を行っている。

  • FUMITOSHI.T

     

    車両実験部
    車両試験グループ エキスパート

    交通機械工学科卒[1994年入社]

    車両実験の日程管理や、
    実用性試験の結果の取りまとめなど、
    実験に関するさまざまな管理業務を行う。

風通しの良い社風が、すごく魅力的。風通しの良い社風が、すごく魅力的。

T:

みんなは、社員から見たMAEの魅力って、どんな所だと思う?

O:

真っ先に思い浮かぶのは、必ず開発の仕事に携われるという点でしょうか。私がMAEに入社した理由のひとつでもありますが、やっぱり大きな魅力だと思います。しかもうちの会社では、入社1年目から実際の開発をさせてもらえることが多いですよね。入社前は、最初の数年間は事務的な仕事しかできないんだろうと思っていたんですが、すぐに開発に関わることができて逆に驚いたのを覚えています。

T:

それは言えるね。多少の早い遅いの違いはあるだろうけど、それでも数年間下積みを続けるなんてことはなく、若いうちから何かしら開発に携われるので、やりがいを感じられると思いますね。

N:

私は、MAEならではの風通しの良い社風が、すごく魅力的だと思います。MAEって、本当に人間関係が良いですよね。すごくコミュニケーションが取りやすい。入社前は、先輩や上司は怖いものであり、朝から晩までパソコンや書類とにらめっこで、あまり喋ったりしないんだろうと勝手に思い込んでいたんですが(笑)、まったく違ってました。もちろん厳しい時もありますが、基本的には先輩方は皆さんすごく優しくて、忙しい中でもちゃんとコミュニケーションを取ってざっくばらんに話ができる雰囲気なので、楽しく日々仕事をさせてもらうことができています。入社してから今まで、一度も人間関係で悩んだことがありませんし、すごく居心地の良い会社だと思いますね。

もっと意見を言えと、前に押し出してくれる勢い。もっと意見を言えと、前に押し出してくれる勢い。

T:

そこはすごくMAEらしい所だよね。私も新入社員当時から、結構積極的に意見を言ってたんですが、まだ未熟だった私の話でも、みんなちゃんと聞いてくれましたし、上司・先輩・同僚等、立場に関係なく意思疎通が図りやすいと感じています。

N:

まったくそうですよね。私も入社1年目の頃から、「もっと自分の意見を言っていいよ」と、どんどん前に押し出してくれる勢いだったので、前向きに仕事ができてすごく良い社風だと思います。

T:

MAEは若い人が活躍できる会社だということは、間違いなく言えると思いますね。
あと、うちはどこの部署でも全般的に雰囲気が明るいよね。悪く言えばやかましいとも言えるかもしれないけど(笑)、賑やかで、何でも話しやすい雰囲気がある。

O:

それが「支援と実験」とか「設計と実験」等、部をまたいだ関係の中であっても同じというのが、また素晴らしい所ですよね。部署の垣根を超えてダイレクトにやりとりができるから、お互いの信頼関係の中で仕事を進められる。だから小回りが利くし、融通が利くし、意思決定が早い。そんな所も、風土のひとつとしてあるんじゃないかなと思ってます。そして、仕事する時はビシッと仕事をして、オフの時はしっかり遊ぶなど、すごくメリハリがある。その辺りのバランスがうまく取れている会社なんじゃないかと思います。

N:

僕も上司がよくご飯に誘ってくれるので、仕事帰りに一緒に連れて行ってもらったりしてますね。あと、土日とかに部署関係なく、みんなでスポーツをしたりしてますね。これがまた結構楽しくて、はまっちゃってます(笑)。

1本1本の線、すべてに意味がある。1本1本の線、すべてに意味がある。

T:

新人だった頃、現場で実験していると、ある上司によく質問されました。「何の実験やってんのや? どんな考えでやってんのや? 結果の予想は?」。最初の頃は、こうした質問にうまく答えられなくて、しどろもどろになっていたんですね。その度に「行き当たりばったりの試験はいかん。常にどんな結果が出るか予想しながら試験を進めていきなさい」と指導が入りました。なので私は、上司にきちんと、実験意図や結果の予想、その対応策案等を答えられるように、頭の準備をしてから実験に入ることを心掛けるようになりました。すると、だんだん上司の質問に的確に答えられるようになってきて、徐々にそうした質問をされなくなりました。今振り返ると「よし、こいつはもう大丈夫だ」と認めてもらえてたのかなと思いますね(笑)。

O:

へ〜、Tさんにもそんな時期があったんですね〜。
私は、新人時代に、図面を描く時に上司からよく言われた「カンジニアリングになるな」という言葉が強く印象に残っています。「この線は、なんで引っぱったんだ?」と聞かれて「なんとなく…」と答えたら「それはダメだろう」と。「線1本1本には必ず意味がある。それは設計の要件だったり製造の要件だったりするが、意味のない線なんて1本たりともないんだ」と。「“勘”で線を引く“カンジニアリング”じゃなく、本物のエンジニアリングを身につけろ」と教えていただきました。

N:

なるほど〜。Tさんのお話もOさんのお話もすごく勉強になります。改めて私もその辺りを、もっと強く意識していこうと思います。

O:

現在私は、新入社員の指導員をやってるんですが、できるだけ「自分で考える」ように仕向けることを心掛けています。ひとつの課題に対して「最初にこうやって、次にこうして」と、こちらで答えを出して、それをやってもらうだけというのは、本人にとってはあまり身にならないと思うんですよね。もちろんある程度は道筋をつけてあげる必要はあるとは思いますが、自分ではどう考えていてどうしたいか等を、必ず言ってもらうように促しています。

T:

自分の頭で考えることって、すごく大事だよね。たとえ失敗して回り道をしたとしても、そこからすごくたくさんのことを学べるしね。あとやっぱり、新人さんであっても、ちゃんと課題をクリアしていってくれたら、感謝の気持ちできちんと労うように心掛けています。厳しく指導することももちろんあるけど、ちゃんと労って何でも相談に乗る。そういうメリハリを大事にしていきたいと思いますね。

街で三菱車を見る度にニヤニヤしてしまう。街で三菱車を見る度にニヤニヤしてしまう。

N:

やっぱりうちの会社には、クルマ好きな方が多いですよね。

T:

多い多い。私もクルマが大好きだったからこそMAEに入りました。私の場合は、高校生の頃に、兄の影響でクルマに興味を持ったのが最初でした。大学に入ってからは、クルマを自分流で整備したり、改造したりして楽しんでました。今思うと、ちょっと怖いようないじり方でしたが(笑)。

O:

私も高校の頃から機械いじりが好きで、大学では機械工学科に入って、Tさんと同じように、友だちと一緒にいろいろクルマを改造していましたね。

N:

私もクルマ好きではあるのですが、皆さんとはちょっと違うタイプのクルマ好きで、中学生の頃の自転車通学時に、友だちと一緒に、通るクルマの車種をどっちが早く当てられるかを競い合う、みたいな、オタクっぽいクルマ好きでした(笑)。親のクルマの後部座席に乗っている時も、兄弟で車種を延々と言い合ってたりしましたね(笑)。

T:

それもおもしろいね。いろんな形のクルマ好きがあるからね。
そう言えばうちの親父は、昔からずっと三菱車に乗っていてね。ミニカ・ランサー・ギャランと乗り継いでいたんですよ。なので私は、物心付いた頃からずっと三菱車ばかりを見て育ってきたんですよ。だから三菱車というものに対してすごく愛着がありますし、今三菱車の開発に携わっているっていうのが、ある意味運命的にも感じますね。

N:

結構、街で三菱車を見る度にニヤニヤしちゃいますね(笑)。自分が携わったクルマが街を走っているのが誇らしいというか。

T:

やっぱりそれはそうだよね。支援でも設計でも実験でも、みんなそれぞれいろんな課題をひとつずつクリアしながら、努力の結晶としてやっと市場に出ていくわけなので、それはものすごく嬉しいし、誇らしいよね。それこそがMAEの仕事の一番の醍醐味だよね。

O:

初めて設計を手掛けたクルマの試作車が上がってきて、自分が担当したシートを見た時の感動は、今でも忘れられません。それまでデータでしかなかったものが、実体を伴う「モノ」として目の前に出現した瞬間は、身震いしましたね。

底知れないポテンシャルを持っている。底知れないポテンシャルを持っている。

N:

ところで、三菱のクルマは、PHEV・電気自動車・四駆・SUV等のジャンルでは、一番先頭を走っていて、優位性があると思っているんですが、みなさんはどう思われますか?

O:

やっぱりその辺りは、三菱車ならではの特化した強さがあるよね。

T:

他の自動車メーカーがやってないことをやるというのが、三菱の良い所だよね。

N:

結構パイオニアですよね。

T:

パイオニアというか、先走り過ぎているよね(笑)。先走り過ぎるのってどうなんだろうね(笑)。

N:

そこがかっこいいと思いますよ! 電気自動車にしてもPHEVにしてもSUVにしても、時代が後から付いて来ているような感じですよね。

O:

まだまだポテンシャルを持っている会社だなと思います。どんどん発展していく予感がしますよね。いい意味で底が見えないというか…。明確に言うことはできないんだけども、三菱は今、魅力的なクルマをいろいろ開発している所なので、今後の三菱には期待してもらっていいと思う。

T:

うん、画期的なのが次々と控えているよね(笑)。
三菱は、クルマを商品化していく上で、自分の意見や提案を通しやすい会社だと思います。これは働く人間にとって、すごく大きな魅力だと思いますね。自分が創ったクルマだという愛着が持てる。すごく誇らしいですし、やりがいが感じられる。ぜひ若い人に意見をどんどん出してもらって、さらに時代の先を行くクルマを創っていってほしいですよね。僕らの年代の感覚だと古くなってきてしまっている面があるから、スマホなどに慣れ親しんだ今の若い世代の方じゃないと発想できないことがあると思うしね。

N:

これからの三菱車、これからのMAEに期待してほしいですね。
そしてぜひ、一緒に次世代のクルマを創っていきましょう!

※2019年3月時点の対談記事です。